会社名
株式会社ピーターパン
社名の「ピーターパン」について
1899年(明治32年)初代廣川市松の創業以来、3代目廣川博重まで「廣川日進堂」という名前で営業して参りました。
4代目社長廣川徹が、夢のあるブランド名を、ということで「ピーターパン」としました。
ピーターパンのように、大きくなっても子供の頃の純粋な気持ちを失わない、いつも夢を追いかけていく、そんなパン屋さんになろうという決意を込めたものです。
その後、社名は広川日進堂のまま、徐々にブランド名はピーターパンに変えて参りまして、1996年(平成8年)に正式に社名も変更致しました。
所在地
〒721-0961 広島県福山市明神町1丁目14番地41号
TEL : 084-924-2424 FAX : 084-924-2425
公式HP : https://peterpan-jp.com
公式WEB SHOP : https://shop.peterpan-jp.com
E-MAIL : info@peterpan-jp.com
会社所在地図
創業・創立
1899年(明治32年)3月 創業
1996年(平成8年)4月 設立
代表取締役社長
廣川徹
資本金
10,000千円
従業員数
30名
本社(工場)
広島県福山市明神町 国道2号線沿い
取引銀行
広島銀行
広島信用金庫
しまなみ信用金庫
中国銀行
もみじ銀行
日本政策金融公庫
決算日
8月31日
事業内容
【事業領域】
ベーキングヘルシー推進業
*ベーキングヘルシーとは・・・パンや洋菓子の技術を基本にして、焼き上げた食品を通じで栄養や機能面で国民の健康に貢献していくことをいいます。
【製品・サービス】
パン、洋菓子
健康機能食品、食糧自給に役立つ商品
パンを中心とするベーキングヘルシー食品の可能性を追求する
1 世の中で必要とされながらも手に入りにくいもの、あればよいということに気づかなかった新しい用途、それらをかゆいところに手が届くように開発してくれる会社になりたい
2 そうなれば、世の中から必要とされ、尊敬され誇りを持って仕事をすることができる
1 世の中にない、または手に入りにくいものを常に開発し続け、たくさんのお客様に喜ばれる
2 それを作り上げる我々社員の豊かな生活、誇りある職業生活が営まれるようにする
3 また十分な利益がなくては社員の手厚い待遇や働きやすい職場環境は実現できないので、常に生産性をあげ仕入を上手にし、ロスをなくす
4 そうして多くの利益を得て、その中から適正な納税をすることによっても社会に貢献してゆく
独自の商品と流通を持って
地域の食文化に貢献し
一人一人の能力発揮を通じて
社員の豊かな生活と
人間的成長を実現する
無添加へのこだわり
1980年代頃のお話しです。その当時、パンにはカビを防ぐための保存料を入れるのが業界の常識でした。しかし、当時の当社の最高技術者がとても味覚の敏感な人で、「保存料を入れたパンを食べると舌がピリピリする」と言って、自社で作ったパンなのにあまり口にしていませんでした。
東京から家業を継ぐために福山に戻ってきた4代目社長がその状況に疑問をもち、「自然な原材料のみで作るパンをお客様にお届けしたい」と全面的に保存料の使用をやめるための研究をはじめ、1985年にはすべてのパンで保存料の使用をやめることに成功しました。
保存料の廃止については、お客様から喜ばれる声ももちろんありましたが、「カビが早くて困る」「ロスが出るのでお店での取り扱いが難しい」などの理由で苦情も多くいただきましたし、中には取引が中止になったお店さえありましたので、社内から反対の声が上がりました。
それでも、これがパン屋のあるべき道と信じて、以来ずっと保存料無添加でパンを作り続けて今に至ります。
米粉パン製作のパイオニアとして
日本の食料自給率はたったの37%!2000年に新しい製パン技術を取り入れて国産米粉を使った米粉パンの試作を始める。
2000年ごろ、当時の農林水産省から「日本の食料自給率の向上にパン屋さんも協力してもらえないか」という要請が全国のパン屋さんに発信されました。
要請を受け、何かしらの協力ができないかと考えておりましたところ、それまで不可能とされていた米粉により製パンに新潟製粉株式会社が成功したという情報を得ました。
お米の粒は、ご存知の通り外皮は柔らかいのですが、中身が大変固いため、パンに適した細かい微粉末にすることが難しく、当時米粉ではおいしいパンは作れないと言われていました。そこで、さっそく特殊な最新技術で粉砕されたキメの細かい新潟製粉の米粉を使い、米粉パンの試作をはじめました。
米粉と小麦粉では、粉や生地の性質が全く違い、小麦粉のパンでは当時でも100年の経験があった当社でさえ、勝手が違う米粉の扱いに非常に苦労いたしました。
試行錯誤を繰り返し、ついに自然な素材でつくるおいしいカリッもちっ米粉パンの完成!
そして2509件もの応募の中から、フードアクションニッポンアワード優秀賞を受賞。
また、最初に開発された米粉パンの生地には膨らみにくい米粉パンを膨らませるために、普通パン作りには使われないような副材料が配合されていたため、パン屋としては違和感を感じておりそのような余計な材料は使いたくありませんでした。
そこで、毎日米粉パンを仕込みながら、ひとつづつ余分な副材料を取り除いては施策を重ね、普通のパンで使う原材料だけで品質の良い米粉パンができるようになったのが2002年です。
おかげさまで、2002年に発売いたしました「国産米粉の米太郎食パン」は農林水産省主催のフードアクションニッポンアワード2010でなんと2509件もの応募の中から優秀賞を受賞いたしました。
保存料無添加なのに、どうして未開封常温で長期保存できるの?
どれだけおいしいパンを作っても、保存料の入っていないパンはすぐにカビがきてしまう・・
半年以上の試行錯誤の結果、2002年にやっと発売した「国産米粉の米太郎食パン」でしたが、当時は誰もが「米粉って何?上新粉?」「小麦のパンにお米を混ぜるの?」といった調子で、そもそも「米粉パンとは何か」というところから説明が必要でした。
当然たくさん売れるわけもなく、少数の気にいっていただいたお客様が買ってくださってはおりましたが、毎日売れ残るのです。
「こんなにおいしいのになあ」と売れ残った米粉パンを食べるのですが、とても食べきれるわけがありません。かといって冷凍で販売するにも運賃がかさみ、お客様にご負担をかけてしまいました、ご家庭の冷凍庫を圧迫してしまいます。
包装技術でパンの時間を止められないか?毎日破棄される大量のパンから得た新しい発想。ついに無添加なのに、常温で長期保存可能な技術を確立。
製造時の取り扱い方法や、包装資材の試行錯誤を重ね、何度も何度も公の検査機関に検査を依頼し、やっと現在の無添加なのに常温で日持ちするスタイルに到達いたしました。
できるだけ食品を粗末にしたくない。地球にやさしいエコなパン屋として。
無添加にこだわり、自然な原料で心を込めて作ったおいしいパンをお届けしたい。パンのおいしさは一切妥協せず、それでいて地球の限りある資源を大切に、できるだけは気を少なく・・と心がけるうちに自然とたどり着いたのが現在のピーターパンのベーキングヘルシーロングライフシリーズのスタイルです。
安心の国産小麦で作ったパンをお届けしたい。国産小麦と輸入小麦、いったい何が違うの?
日本の小麦消費量のうち、国産小麦は約15%程度で、残りは海外から輸入した外国産の小麦です。
輸入小麦は、価格も安くふっくらやわらかなパンができるのですが、外国で大量に収穫した小麦を保管して1年中輸出していくため、収穫の後に殺虫剤、防腐剤など長持ちさせるための薬剤を大量に小麦に噴霧し、品質を保っていると言われています。(ポストハーベストと言われます)
ピーターパンでは、1899年の創業からずっとすべて自社工場でパンを作っています。職人さんが手作業で焼き上げる、国産小麦の安心な食パンをぜひお試しください。
国産小麦は、日本で一般的なパンに使われている輸入小麦とはタンパク質の組成が違う為、グルテンの力が弱く、ボリュームのあるふわふわのパンになりにくいのです。
そのため、国産小麦では弱いグルテンの力を100%活かすために、生地に対して思いやりをもって、丁寧に接していかないといいパンができません。それだけパン屋の技術が要求されるパンでもあります。
そうやって作られたこだわりの国産小麦のパンは、どっしり・もちもち・しっとりとした食感があり、味わい深く大変おいしいものです。
どんどん広がる米粉パンのバラエティ
現在ピーターパンでは、食パンだけでなく、米粉を使った菓子パンも製造しております。焼いていただくと、焼き立てのような風味と、米粉ならではのカリッもちっ!といった食感が大変ご好評いただいております。
探究心、研究はとまらない!株式会社ピーターパンは、現在の食生活に根差した新しいパンを日々作り続けています。
ピーターパンでは、現代の食生活に合わせたパンを日々開発する研究を続けています。
糖質制限パン(ふすまパン)や、無塩パンをはじめとする健康パン、また、各社こだわりの原材料を当社のパン生地とミックスしたオリジナルOEM商品の開発のお手伝いなど、多岐にわたります。
株式会社ピーターパンは、普段は学校給食や地元のスーパーマーケットにお届けするパンを大量に作っている地元に根差した工場ですので、そういった日本全国の企業様からのOEMの声にも安定した供給を保つことができるのです。