こんにちわ!ピーターパン広報です。
ビッグニュースです!
グルテン入り米粉食パン「米太郎食パン」の発売から20年・・
何年何年も開発を続けていたグルテンフリー米粉パンですが、なんと2022年に発売できることとなりましたヽ(^o^)丿
これしか食べられないから選ぶではなく、おいしいから選ぶグルテンフリー米粉パン。
食事制限をしている方でなくても、その日の気分で選べるチョイスの一つとして美味しくお召し上がりいただけるグルテンフリー米粉パンが」出来上がりました!
1980年代に100年続く家業であるパン屋を受け継いでから、ずっと新しい挑戦を続けてきた社長の廣川徹に想いをインタビューしました。
「約20年前、農水省から国産のお米を使った食品で国内の食料自給率を上げたいと要請を受け米粉パンの開発を始めたのが2000年ごろとなります。
それまで、こんにゃくを使ったダイエットパン、竹炭を配合したパンなど、お客様のニーズに合わせて独自の路線で様々な商品開発を続けてまいりましたが、当時はお米からおいしいパンができるなんてとても考えていませんでした。
今回のグルテンフリー米粉パンの発売について語る際にまず振り返りたいのが、2002年に発売したグルテン入り米粉パン米太郎食パンの開発についてです。
そもそも、なぜ米粉では普通の方法でパンを作るのが難しいのでしょうか。
小麦に入っているグルテン成分がパンをふくらませ、ふかふかのパンを作るため、米粉だと膨らまず、一般的なパンの食感になりづらいのです。
小麦でつくるパンでは100年の経験があった当社でも、米粉でつくるパンは勝手が全く違い、失敗の連続でした。
そこで、米粉でパンをつくる研究をしている大学の研究機関、製粉会社など様々な研究機関とコンタクトをとって、必死に研究と勉強を重ねました。
その当時の知見では、どのような米粉の状態だとおいしいパンができるのか定かではなかったため、
粉の粒の大きさ、形、各粒が均等なサイズで整っていることなど、顕微鏡で観察しないとわからないような細かい条件で様々な方法が試されていました。
2002年に当社ピーターパンが発売したグルテン配合の米太郎食パンも、当初のレシピでは、本来のパン作りでは使わないような添加物がいくつも使われていました。
当社ではそのような添加物は使いたくなかったため、レシピからひとつづつ添加物を取り除きながら試作を重ね、自然な原材料のみでつくる米太郎食パンを発売いたしました。
米太郎食パンはその後もたくさんの方からのご支持をいただき、今では20年続くベストセラーとなることができました。」
米太郎食パンの販売が好調になるにつれて、「グルテンを使用していない米粉パンの販売予定はないのか?」と頻繁にお問合せを受けるようになりました。
もちろん、アレルギーのある方や健康に気を使われている方からの需要があることも認知していたので、当社でも可能であれば米粉だけで作れたらいいなあと思い、新しい技術が開発されたと聞くたびにチェックしていました。
米粉の膨らみにくさを補うために、増粘剤を混ぜて、“パンらしいもの”をつくるという方向。
これは、研究所で作られたパンというような感じで、独特の風味がありあまり好きにはなれませんでした。
また中には、発泡スチロールを作るようなやり方で米粉パンを作るというものもありました。
発酵でパンをふくらませるのではなく、圧力を一気に抜くことで気泡を発生させて・・見た目はボリュームが出るのですが、切ってみると発泡スチロールを切ったような断面で、当社の求めるものとは距離がありました。
麹を使ってノングルテンの米粉パンを作る方法もありました。
米粉パンの研究をはじめてから20年、新しい技術を学んではガッカリの繰り返してでしたが、パン屋としてはグルテンフリー米粉パンを発売したかったので、そろそろ妥協するしかないのか・・などと検討したこともありましたが、やっぱりおいしいと思えない物を販売することには抵抗がありました。
そんな苦労の連続の末、やっと本来のパンに使われる自然な素材のみでシンプルに焼き上げる、おいしいグルテンフリー米粉パンが完成いたしました。
プレーン食パンだけでなく、抹茶味、ドライフルーツ入りの発売も予定しています。
今後も新商品の開発に力を入れてまいりますので、よろしければお試しください。